らんちゅうの購入から放流まで注意すること

らんちゅうの購入方法はかっての愛好家から譲り受ける、金魚店などで購入するといったオーソドックスなものから、 インターネットを介しての宅配による購入までと一気に窓口が広がっています。

ただ、手に入りやすくなった分、輸送途中でらんちゅうにかかる体力的な負担は相当なものです。

購入してみたはいいものの、 すぐに死んでしまったというケースも多発しています。 そこでこのページではらんちゅうを購入してから、自宅の水槽や池に放流までに注意することをまとめました。

まず、到着後のらんちゅうの動きをよく観察することが一番大切です。
おそらくだいたいは酸素のはいった袋の中にいれているはずですが、そのままの状態でらんちゅうの行動をよく観察します。

到着後らんちゅうが元気にみえる場合

一番良い例:らんちゅうが適度に動いている場合。 適度にゆっくり動いているのが健康な証拠です。特に健康状態に問題はありません。

悪い例:らんちゅうが妙に動き回っている。

らんちゅう

まず疑うことは酸素不足があげられますが、信用あるしっかりとしたお店で購入されたのであればこの原因は考えにくいと思われます。
動きまわって、さらに水面に口を出しパクパクしていたらこれが原因と断定してもいいでしょう。

覗き込みすぎてびっくりしているかも

・素早く動き回っている。ストップ、ムーブを繰り返している。 この場合はすぐに開封せず、一旦様子を見たほうがよいでしょう!らんちゅうの精神状態が落ち着くまであまり近寄らず、 振動を与えなければらんちゅうは落ち着いてきます。

どちらの場合も30分くらい準備した水槽にふくろのまま浮かせて様子をみてください。

エラ呼吸の状態を見る

一番良い例:ゆっくりと動き、エラ蓋で、中の赤色が見えていない。適度にゆっくり動いているのが健康な証拠!
エラ蓋が半透明なので少しだけ中が見えるか見えないか!微妙な表現ですね!

悪い例:エラが激しく開閉している!エラ蓋の内部が真っ赤になり外部から見えている例もあります!

長旅で疲れが出ているのかもしれません。その日はそのままにして翌日開封したほうが良いでしょう!

水質が大きく変化してしまうよりも翌朝開封、放流したほうが魚の体力回復になるケースが多くなります。

エラ病の危険が!

経験上、体力回復せずに放流した場合エラ病になる危険性が高くなります。上記の場合、開封せず、様子を見たほうがよいでしょう。

エラ病についてどんなものかについては、こちらで解説しています。

筆者の自己紹介(2019年6月更新)

名前:kik-boo
らんちゅう飼育歴:15年 水槽からの2尾飼育に始まり、今ではそれが高じて屋外プラ船で8尾飼育しています。これまで長年飼育した中での知識を役立てればと考えています。

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