私が経験したなかで、らんちゅうがかかる病気の確率の高そうなベスト3をまとめました。
実際においてもこの3つの病気がほとんどだと思います。
簡単な症状の見分け方も書きましたので、もし病気かな?と思う場合は自分のらんちゅうの状態と比較してみてください。
らんちゅうがかかる病気はいくつかありますが、概ねよく見られる病気がエラ病です。
ただ、一口にエラ病と言っても目に見える症状がいくつかあり、治療法も異なるため飼育する側にとってはやっかいなものになるでしょう。
これは最もエラ病として認識されている症状です。
一番の原因とされているのが餌が多く、食べ過ぎた時に発生します。また、水質の悪化により呼吸が早くなる場合も多いです。
観察のタイミングと経過にによって少しづつ動きが早くなったり、エラぶたの開き具合が違って来るので
まめにらんちゅうのの観察、管理をして頂ければ発見も早く死に至るようなことはありません。
ただし、気づかずに放置すると病気の進行が途端に速くなり、死に至るケースもあります。
普段の呼吸状態と違うとわかったときは、日々の観察と対処が必要です。
こちらは上の症状と比べ、かなり重い疾患にかかっている状態だと思われます。
主な原因は水質悪化でなることが多いようです。
完治することが難しいケースが多いのですが、発見が早ければ塩と薬で治ります。
いずれにせよ早期発見をすることが大事ですね。
白点病は主に冷えが原因で発生する病気です。
気温が低い・水温が低いといった季節柄の原因から、水が新しすぎるといった事が原因で起こる事が多いです。 らんちゅうの体全体にまるで白ゴマをふりかけたように小さな白い粒が付いたような状態になるので発見も早くできると思います。
ただし放っておくと白点でうめつくされ、呼吸困難で死に至ります。 冷えが原因のことがほとんどのため、水温を上げて様子を見て頂くとほとんどがすぐに回復します。塩浴を併用するとなお良いです。
また、水温を上げるためのヒーターなどをお持ちでない場合はマラカイトグリーンを入れて頂くと完治することが多いです。
エラ病に比べて比較的治療がしやすい病気といえるでしょう。
春と秋によく発生する病気です。なぜかというとこの時期の水温が15度~20度程度となり、 ヘルペスウィルスが一番活動しやすい温度だからです。
またこの病気は金魚類のみにだけ見られ、他の金魚への感染力も強力です。
外見だけ見るとあまり普段の時と違いがないのですが、徐々に動きが悪くなって最後には死に至ります。
強いて言えばエラがうっすらピンク色になることでしょうか。
症状が発症してからの対策は難しいため、予防策として水温を25度以上くらいに保つことを目標に飼育されることをおすすめします。
このように、らんちゅうの病気に関わるほとんどは、エラと、水温、水質に関わることがほとんどです。
実際に病気になってしまったら、回復が見込めないことも多く、できれば普段から予防対策を行い、できるだけ病気にならない環境を作ることが大切です。
昔ながらの塩浴も効果的な方法ですが、最近では魚類用に「粘膜保護剤」と呼ばれるものが発売され、らんちゅう飼育においても使われることが多くなってきています。
高分子ポリマーによって魚の粘膜部分を保護する役割があり、また、カルキ抜きの機能もあります。
私の場合、夏場の水換えが激しいときで水質が変わりやすいときに使用し、病気予防に役立てています。
また、違うプラ舟にらんちゅうを移動させる場合にも使って、水質変化による病気の蔓延を防ぐために使用しています。
基本的な使用法は水換えの時に入れてあげるだけのものが多いです。手間もかからずだれでも簡単に予防が行えます。
愛好家の間も使用されている方が増えており、おすすめできるアイテムです。
名前:kik-boo
らんちゅう飼育歴:15年 水槽からの2尾飼育に始まり、今ではそれが高じて屋外プラ船で8尾飼育しています。これまで長年飼育した中での知識を役立てればと考えています。
私もちょくちょく購入させてい頂いているらんちゅうの通信販売サイトです。品評会で賞歴もある様々な愛好家のらんちゅうのみを販売しています。価格も手頃なものが多く、購入後に飼い方の疑問やらんちゅうの病気のことについて質問しても丁寧に返事を書いてくれて助かっています。初めての人でも敷居が低いお店ですね。